近くて魅力的な信州

信州を訪れたことはありますか?見所満載の観光天国で山の景色が好きな人にとっては特に魅力的な所ですね。かつてはシナヌと呼ばれていたことが分かっているのですが、日本書紀通證には科の木に由来する記述があって古事記には科野と書かれています。科の木というのはシナノキ科シナノキ属の落葉樹で、ほぼ全国に分布している日本の固有種です。このシナノキを多く産出したからだともいわれているのですが県木は白樺です。例えば樹皮はロープの材料として大型船舶などで利用されたり、その繊維がアイヌの衣類の材料となったり、ベニヤの合板の材料や、養蜂家から見れば良質の蜜が採れる魅力的な花を咲かせます。713年の風土気の頃には信野から信濃へと名を変えていきました。いまの長野県とは完全には一致していないのですが、観光情報的には信州とひとくくりに呼ばれています。

信州の周りは8県に取り囲まれて海には面していません。また北海道を除けば岩手や福島に次いで3番目の大きさで東京、神奈川、埼玉、千葉の面積を合わせた位といえばピンと来るでしょうか。その地形は誰もが知る山が多い地域なのですが、端的に言えば盆地のような地形をしており、別名日本アルプスである飛騨山脈や赤石山脈に囲まれたような状況になっていて内陸にある他の都道府県と比較して冬場の冷え込みが厳しい傾向にあります。東京などと比べると北にあるようなイメージが強いのですが、確かに北部は栃木と重なる緯度を持ちますが、南端は三浦半島とほぼ同じ緯度です。ご存じのように自然が豊富で、特産の蕎麦の効果か医療への関心の高さからか、世界で一番のこの国の中でさらに最長寿の都道府県です。また、国立公園を中部山岳国立公園、上信越高原国立公園、秩父多摩甲斐国立公園、南アルプス国立公園などと4つ持っています。長野冬季オリンピックが開かれたことから、高速道や新幹線などを始めとした交通網が整備されてさらに便利になっていますが、災害などによって影響を受けることがありがちなところでもありますから注意が必要です。その知名度故に派手な観光地も多いですが、静かに中山道巡りや道祖神を歩いて見て回る旅もお薦めです。